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2007年05月27日

眠りの音楽

65bc9c10.jpg初夏だというのにやたらに眠い一日。
どうやら磁場的に良くなかったようで狭い空間に閉じ込められてしまったような感覚。
夕刻まで講習だったのでこれは仕方ない。

ところで、クラシック音楽を苦手だという人はどうやらついつい眠くなってしまうらしい。眠いときは素直に寝てしまえばいい。そもそも古典音楽は高尚なもので正座してしっかり聴くものだというイメージを持っている輩が多い。とはいえ、作曲された当時の大衆からみれば「ポピュラー音楽」なのであって、そんなに難しいものではなかったはずだ。

J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」BWV988を聴く。
ゴルトベルクといえばグレン・グールドが定番だが、あえてシトコヴェツキーの弦楽三重奏編曲版。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1245237

ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)
今井信子(ヴィオラ)
ミッシャ・マイスキー(チェロ)

この曲はバッハの鍵盤音楽の最高傑作。特に、短調の第25変奏が終わり第26変奏以降をじっくり聴くといい。突然「天使」が降りてきて、魂が別次元に昇華されるまさにアセンションを表す音楽なのである。
「ゴルトベルク変奏曲」。正式名称は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」という。J.S.バッハが不眠症のゴルトベルク伯爵のために書いたものゆえこの俗称が一般的になっている。楽譜どおりに反復まですると80分近くかかる大作である。当時この曲を初めて聴いた伯爵はすやすやと眠りについたらしい。

しかし、この名作を前にとても寝てはいられない。ついつい目が冴えてしまうほどの魅力を持つ大傑作である。

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