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何年か前、水樹和佳子の「イティハーサ」(古代日本を舞台に「人はどこから来てどこへ行くのか」という壮大なテーマの下繰り広げられるSF大河少女漫画!)に凝った時期があり、その中に次のような件がある(まさにラストの大団円につながる重要なシーン)。その一説だけ採り上げるのはかなり無理があるのだが(少々難解)、あえて抜粋させていただく。
『まず我等は神にあらず・・・
我等を表す言葉はここにはない
意識のある情報体
もしくは情報によって生じた意識体・・・
秩序ある混沌・・・
続きを読む "「四大元素」~人類は進化する反調和である" »
「早わかりクラシック音楽講座」の中で、常々、僕自身は専門的な音楽教育を受けておらず、あくまでも趣味のレベルでジャンルを問わず音楽を聴き続けてきたことをお話させていただいている。確かにスコアが明確に読めたり、音を聴いて譜面に落とすことができたり(つまり絶対音感があるということ)するとより一層音楽への理解が深まるだろうし、楽しいだろうなと思うことは多々あった。物事はどんなことでも「感じる」だけでなく「理論的」理解ができることでより一層の信憑性をもつものであり、特に一般にはわかりにくい、難しいとされる「西洋古典音楽」をものにする上で「左脳的に」音楽を聴くことは一方で重要なことであると僕は信じている。おそらく今の歳からでも楽理を勉強することはできるだろうが、どんなことでも頭の柔らかい幼少の頃から始めて積み上げていくに越したことはない。その点を諦めているわけではないが、講座の中では、音楽の造りよりも作曲家の人生や、あるいは当時の社会的背景を研究しながら、作曲家が何を感じ、そして何を考えて音楽を創造したのかを僕なりの観点で教示させていただいており、そのことが何よりも楽しい(それに、ご参加いただいた方々に喜んでいただけることも自分自身の励みになる)。
このあたりの見解についてはいずれまとめて書いてみようと思っている。
続きを読む "ジョン・ダンスタブル~来たりたまえ、聖霊よ" »
ビクトリア:聖週間のレスポンソリウム集
ハリー・クリストファーズ指揮ザ・シックスティーン
世俗曲を一切手がけず、生涯を教会音楽の作曲に尽くした16世紀スペインが生んだ大作曲家トマス・ルイス・デ・ビクトリアが、聖週間-すなわちキリスト教信者たちがイエスの受難を悼み、悔悟にくれる1週間-のために書いた18曲からなる音楽集。第1曲、ユダが自分自身を裏切るというキリスト自身の予言を内容とする「我が友が」に始まり、第18曲、イエスが処刑のあと埋葬されるシーン「主は埋められぬ」に至る、70分に及ぶ調べは神々しいほどの輝きと静けさを持ち、祈りの感情がほとばしる。
この音盤は、タワーレコードがEMIミュージック・ジャパンと共同で最近再リリースし、何と1000円ポッキリで手に入れることができる超オススメ盤。
続きを読む "ビクトリア、そして「激しい雨が降る」" »
今の時代、新人が「会社のためだ」とか「社会貢献だ」ということで身を粉のようにして働くなどということはおおよそなくなっているらしい。どの企業でも概ね新人の教育には手を焼いているようだが、特に新興のベンチャー企業ともなるとその色が濃いようである。
「なぜ働くのか?」という問いかけに対して若者は「自己成長のため」と答える。一方、経営者が望むのはあくまで会社への貢献であり、自己成長は後からついてくるものだと考える。「新人フォロー研修」のコンテンツを練りこむため、大学を卒業し、働き始めたばかりの若者たちに「世のため人のために尽くすことの大切さ」を身をもって感じてもらうにはどうするのがベストなのだろうかと今日は一日考えていた。
昨日、滅多に観ないテレビをつけたら、例によって北京オリンピックの話題で、金メダルを取ったソフトボールの上野投手のインタビューをやっていた。「私は自分のためだと妥協してしまうが、人のためだと妥協ができない」という内容の言葉。とても印象に残った。
気持ちが「内(=自分)」に向いた時、物事はうまくいかなくなることが多い。しかしながら、彼女がいうように「他人のため」と心底思ってとった行動は結果を生む。気持ちを外に向けることはとても大事なことなのである。若干26歳の女性がソフトボールというスポーツを通して学んできたことは、座学では決して得られない全てに通じる「真理」だと思う。
続きを読む "ラッススのレクイエムを繰り返し聴く" »
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