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2008年11月28日

Spain

chick_light_as_a_feather.jpg事が起こってしまってから気づいて「後の祭」だということがよくあろう。
問題が起きたときに、大抵の人はその原因を「外」に見つけようとする。どんなに血眼になって探そうとも「外」にあるはずもなく、結局は自分自身の「内」にあるのだということに気づけるだけで様子はガラッと変る。問題やトラブルは恐らくほとんどの場合、「エゴ(我)による行動」をその因としているのだから、「エゴによる行動」か「そうでないか」を見極められるようになると、途端に事はうまく運ぶようになる。その見極めはかなり難しいと思うが、自分自身の「直観力」、「感覚」をもっと信じるところから始めることが肝心だ。初めの直感ほど「正しい」ことはない。迷いに迷って、考え過ぎれば考え過ぎるほど人は道を誤るもの。

幼少時に失明したにもかかわらず、ホアキン・ロドリーゴが世に送り出した名曲は数多い。中でも美しい旋律と哀愁漂う楽想をもった傑作「アランフエス協奏曲」は20世紀が産んだ5本の指に入る協奏曲といっても過言ではない。まさに「直感」だけを頼りに孤高の作曲家が生み出した心に染み入る音楽。今や通俗曲となったこの曲を普段好んで聴くことは滅多にない。しかし、年に1度か2度、ふと取り出して耳にするのはカルロス・ボネルがデュトワ&モントリオール響をバックに録音したDecca盤(1980年:この頃のデュトワはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、ロシア物、フランス物、スペイン物など多くの名盤を残している)。ともかく涙が出るほど美しい。第2楽章のあの有名な憂愁感漂う旋律を創出しただけでもロドリーゴは偉い!

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2008年04月28日

昭和の記憶

61SKCG055ML._SL500_AA240_.jpgMiles DavisのBitches Brew。メタル期(1972~74)King Crimsonが産み出した諸作。いずれも混沌とした中にふと垣間見える(聴こえる)「調和」が魅力的。こういう音楽を耳にすると、1970年前後-つまり昭和45年前後の思い出が明滅しながら記憶の此方に浮上してくるから不思議だ。MilesもCrimsonも2008年の今でも決して古びることはない。こんなに斬新で魂を揺さぶるリズムとハーモニーはなかなか出逢えない。

1970年代初頭。泥沼化するベトナム戦争、連合赤軍浅間山荘事件、三島事件、大阪万博。などなど。当時小学校低学年だった僕にとっては遠い過去の記憶。子どもであるがゆえに世間で起こっている事件に関してはほぼOn timeでは記憶がない。ただし、当時の事件を取材した週刊誌や特集号が自宅の書棚に並んであったという記憶は確かにある。子ども心にぱらぱらとページをめくった記憶も確かだ。
あの頃の日本人はとても気概があった(と思う)。今の、画一化された横並びの教育がまかり通る「腑抜け」のような時代に比べ、山もあり谷もあったが、人々には「生きている」という実感があったはずだ。そういう時代がもう一度戻ってこないものだろうか・・・。
何だかふと古き良き(といっていかどうかはわからないが)あの時代が妙に懐かしくなり、あの頃創り出された音盤をいくつか聴いてみた。良い。とにかく良い。予定調和的でない即興とも思える躍動感がたまらない。

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2007年06月28日

自由と解放

827862a5.jpgアンニュイな日にはアンニュイな音盤を。
ということで、久しぶりにフュージョン・アルバムを聴く。
チック・コリアがリターン・トゥ・フォーエバーを結成したデビュー・アルバム。
先日のビル・エヴァンス同様マイルス・グループの卒業生。

チック・コリア:「リターン・トゥ・フォーエバー」
http://www.hmv.co.jp/product/detail/573892

モダン・ジャズからフリー・ジャズへの転換・・・。
60年代のフリーから70年代のポスト・フリーへ。

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