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2007年11月27日

ベジャールの思い出

bejart9997.jpg先日モーリス・ベジャールが亡くなった。80歳だという。映像で残っている彼のきびきびした精悍な姿を見慣れているせいか、まだ50代、60代なのではという錯覚に捉われていた。
もう20年近く前になるが、当時モーリス・ベジャール・バレエ団を旗揚げしたばかりの頃で、ジョルジュ・ドンやミシェル・ガスカールなど全盛期の頃のそうそうたるメンバーを引き連れ、来日公演をやっていた古き良き時代で、伝説の天才ダンサーたち見たさに、会場はいつも若い女性たちで熱気むんむんだったことを昨日のように思い出す。

僕が生でベジャールのバレエを見たのも、ドンが踊っているの観たのもこの時が最初。実は、その時の公演時に友人が寿司屋のカウンターで隣に座ったフランス人らしき人が注文に困っていたので助けてあげたところ、何とベジャール・バレエ団のダンサーだったという。そのつてで早速舞台裏に来いというメッセージをもらい、何日か後の公演の際、確かNHKホールだったと思うのだが、控え室にお邪魔したことがあった。
その時にベジャールに会ったし、ドンにも会った。というより、見た、という方が正しい。まだまだ還暦前後の若きベジャール。僕が直接お会いしたのはその1回きり。とても感激したことを覚えている。とにかく懐かしい。
その後、91年にジョルジュ・ドンが亡くなるまで来日ごとに彼らのバレエを追い続けた。「春の祭典」も観た。「ニーベルングの指環」も観た。ドンの最後の「ボレロ」も観た。そして「ニジンスキー・神の道化」も観た。
しかし、僕自身は残念ながらオン・タイムではないのだが、思うにやっぱり1980年頃の二十世紀バレエ団の頃が最高である。

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2007年09月23日

永遠のジョルジュ・ドン

31FWGT6KYCL._AA200_.jpg10月13日に東京オペラシティ・リサイタルホールで行われる*AK* the piano duoコンサート事前特別講座をその前の週に実施する(10月6日)。メイン・プログラムであるストラヴィンスキーの「春の祭典」についてクラシック音楽入門者(ほとんど僕の友人だが・・・)のために解説をし、演奏会当日目いっぱい楽しんでいただこうという主旨で企画したのである。「春の祭典」、通称「ハルサイ」は異常ともいえるエネルギーを内在しており、過去に様々な芸術的スキャンダルを振り撒いた20世紀が生んだ大傑作。
LP時代名盤とされていたサー・コリン・デイヴィス&王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団盤を軸にあれこれ資料を作成したあと、ふと思い立ち、モーリス・ベジャール振付・二十世紀バレエ団の「春の祭典」を観た。かれこれ20年近く前NHK-BSで放映されたものを録画しておいたものを久々に取り出したのだ(「ハルサイ」は2度ほど生でも体験している。確か1990年頃にベジャール・バレエ団が来日した際、最後の「ハルサイ」ということで上野に足を運んだと記憶している)。ビデオにしろ、生の舞台にしろ本当に衝撃的で、作曲者自身はバレエ作品としての物語性を次第に強く否定するようになったのだが、やはりこれは誰が何と言っても「バレエ音楽」なんだとあらためて感じさせられたことをまざまざと思い出す。

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